日本台湾学会
第13回学術大会のご案内



 日本台湾学会第13回学術大会は、2011年5月28日(土)、29日(日)の二日間、早稲田大学において開催されます。今大会の記念講演には、『想像の共同体』の著者として世界的に著名なベネディクト・アンダーソン教授をお迎えします。どうぞふるってご参加ください。
第13回学術大会実行委員長 梅森直之(早稲田大学)


□ 大会概要

日  時: 2011 年5 月28日(土) 13:00〜(12:00 受付開始)
5 月29日(日) 10:00〜 (9:30受付開始)
プログラムの詳細は、こちらをご覧ください。
場  所: 早稲田大学早稲田キャンパス 27号館(小野記念講堂)および26号館
〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1
会場へのアクセスは、こちらをご覧ください。
大会受付は、第1日は小野記念講堂にて、第2日は26号館(4階)にて行います。
懇親会の受付は、懇親会場の大隈ガーデンハウス2階レストランにて行います。
共 催: (財)交流協会
早稲田大学台湾研究所
早稲田大学グローバルCOEプログラム「アジア地域統合のための世界的人材育成拠点(GIARI)」
後 援: 早稲田大学アジア研究機構
参加費: 1,000円



□ スケジュール

第1日 5月28日(土)
受付開始 12:00 場所:27号館小野記念講堂
記念講演 13:00-16:45 「ベネディクト・アンダーソンとの対話」
会場:27号館小野記念講堂
*会場の座席数に限りがあり、ご着席いただけない場合がございます。
会員総会 17:00-17:45
懇親会 18:00-20:00 会場:大隈ガーデンハウス2階


第2日 5月29日(日)
受付開始 9:30 場所:26号館大隈記念タワー4階
午前の部 10:00-11:50
昼休み 11:50-12:50
午後の部1 12:50-14:40
休憩 14:40-14:55
午後の部2 14:55-16:45



□ 分科会プログラム(会場は当日ご確認ください)

企画 自由論題
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13
文学 文学 文学 開催校 政治 政治 人類学 社会学 文学 言語学
人類学
社会学
国際関係
歴史学 政治学
宗教学
午前
午後1
午後2


企画分科会

第1分科会(分科会企画・文学)【午後1・午後2】
「美意識と歴史意識」
企画責任者: 橋本恭子(日本社会事業大学)
座長: 松永正義(一橋大学)
報告者:
游勝冠
(国立成功大学)
「風車詩社唯美文学路線の政治的意味」
橋本恭子 「「台湾の美」をめぐる認識の変化―『台湾』の議論を出発点として」
許倍榕
(国立成功大学)
「「文化遺産の再認識」について―「民間文学整理論争」をめぐって―」
鳳気至純平
(国立成功大学)
「書いたのは誰の歴史か?―浜田隼雄の台湾歴史小説研究―」
コメンテーター:
邱若山(靜宜大学)、松永正義
※游勝冠会員の報告は、本人急病のため、鳳気至純平会員が日本語にて論文を代読します。ご了承ください。


第2分科会(分科会企画・文学)【午後1】
「植民地と占領地・二つの地域の文学と〈戦後〉――台湾と「満洲国」」
企画責任者: 和泉司(慶應義塾大学)
座長: 岡田英樹(立命館大学)
報告者:
岡田英樹 「「満洲国」における中国人作家の言語表現――日本語利用の問題をめぐって」
和泉司 「〈引揚者〉にとっての植民地―西川満・引揚後の台湾表象を中心に―」
コメンテーター:
日比嘉高(名古屋大学)


第3分科会(分科会企画・文学)【午後2】
「台湾・南方はどう語られたか―徴用作家のまなざし」
企画責任者: 阮文雅(東呉大学)
座長: 林雪星(東呉大学)
報告者:
阮文雅 「徴用作家からみる南方民族認識―中村地平『マライの人たち』を中心に」
廖秀娟
(元智大学)
「台湾での旅からみる徴用作家の台湾認識―丹羽文雄と佐多稲子の場合」
林雪星 「真杉静枝からみる中国と台湾――『南方紀行』と『ことづけ』を中心に」
コメンテーター:
木村一信(プール学院大学)、下村作次郎(天理大学)


第4分科会(分科会企画・開催校実行委員会企画)【午前】
「早稲田と近代台湾の交錯」
企画責任者: 岡本真希子(国立成功大学)
座長: 梅森直之(早稲田大学)
報告者:
紀旭峰
(津田塾大学)
「近代台湾の諸啓蒙運動と早稲田大学」
岡本真希子 「早稲田の政治・言論文化と近代台湾」
コメンテーター:
若林正丈(早稲田大学)、後藤乾一(早稲田大学)


第5分科会(分科会企画・政治)【午後2】
「「台湾化する中華民国」における中国的シンボルの政治的効用(1972-2011)」
企画責任者: 野嶋剛(朝日新聞)、家永真幸(東京大学)
座長: 若林正丈(早稲田大学)
報告者:
野嶋剛 「故宮文物をめぐる台湾政治の揺れ」
家永真幸 「中国による台湾パンダ贈呈の政治的意義」
コメンテーター:
松金公正(宇都宮大学)、石川誠人(立教大学)


第6分科会(分科会企画・政治)【午前・午後1】
「台湾と沖縄をめぐる国際社会の変容と越境する人びと」
企画責任者: 何義麟(国立台北教育大学)
座長: 泉水英計(神奈川大学)
報告者:
泉水英計 「ジョージ・H・カーと沖縄人移民―台湾引揚からボリビア入植へ」
大浜郁子
(琉球大学)
「沖縄出身の台湾教育経験者たちの戦前と「戦後」復興」
水田憲志
(関西大学)
「戦後琉球政府時代の石垣島における台湾系住民」
八尾祥平
(首都大学東京)
「琉球華僑総会の政治社会学的分析」
コメンテーター:
楊子震(筑波大学)、何義麟


第7分科会(分科会企画・人類学)【午後1・午後2】
「親族から考える台湾漢族社会の特質 中国、韓国との比較を通して」
企画責任者: 上水流久彦(県立広島大学)
座長: 三尾裕子(東京外国語大学)
報告者:
上水流久彦 「親近感を語るための道具としての台湾漢族の「同姓」」
西村一之
(日本女子大学)
「台湾東部漁民社会における漢族父系的親族規範の持つ意味:漁撈集団の形成と維持を例に」
川口幸大
(東北大学)
「現代中国において父系出自でつながるということ――華南の村落社会からの視点」
横田祥子
(日本学術振興会)
「少子化時代における「房」の存続:台湾漢族の事例より」
コメンテーター:
嶋陸奥彦(ソウル大学)、植野弘子(東洋大学)


第8分科会(分科会企画・社会学)【午後2】
「社区総体営造の現在 都市と農村から考える」
企画責任者: 星純子(法政大学)
座長: 星純子
報告者:
河口充勇
(東京女学館大学)
「トップダウンからボトムアップへ?―新竹市における社区営造の経験と課題」
星純子 「地域政治に介入する社区総体営造―高雄市美濃区における県市合併の初歩的考察」
コメンテーター:
佐藤幸人(アジア経済研究所)、松本充豊(天理大学)


自由論題分科会


第9分科会(自由論題報告・文学)【午前】
座長: 星名宏修(一橋大学)
報告者:
下岡友加
(県立広島大学)
「黄霊芝の日本語小説「輿論」考」
ムイニー・マシュー
(早稲田大学)
「ディスプレースメントとリフラクション:周金波の作品にみるモダニティ」
コメンテーター:
赤松美和子(大妻女子大学)、豊田周子(関西学院大学)


第10分科会(自由論題報告・言語学/人類学)【午前】
座長: 三尾裕子(東京外国語大学)
報告者:
田中梓都美
(関西大学)
「「官」と「民」、二つの視点よりみる伊能嘉矩の台湾調査活動――伊能の著作を中心に―」
林初梅
(大阪大学)
「小川尚義の言語学とその時代――日本「内地」の視点からみた台湾諸言語採集・調査活動」
コメンテーター:
小林岳二(自由ヶ丘学園高校)、土田滋(中央研究院)


第11分科会(自由論題報告・社会学/国際関係)【午前】
座長: 佐藤幸人(アジア経済研究所)
報告者:
呉俐君
(琉球大学)
「戦後沖縄本島における台湾系華僑―一世の移住過程を中心に―」
近藤久洋
(東京国際大学)
「台湾の対外援助:援助戦略の一貫性と援助戦術の変容」
コメンテーター:
松本充豊(天理大学)、川島真(東京大学)


第12分科会(自由論題報告・歴史学)【午後1】
座長: 松田京子(南山大学)
報告者:
顔杏如
(行政院国家科学委員会)
「越境する女――高橋鏡子の満蒙、台湾経験と国家意識」
冨田哲
(淡江大学)
「日本統治期台湾をとりまく情勢の変化と台湾総督府翻訳官」
コメンテーター:
洪郁如(一橋大学)、やまだあつし(名古屋市立大学)


第13分科会(自由論題報告・政治学/宗教学)【午前】
座長: 渡辺剛(杏林大学)
報告者:
深串徹
(青山学院大学)
「『戦勝』、『光復』と『脱植民地化』の交錯―国府の対日『以徳報怨』方針と戦後初期台湾―」
坂井田夕起子
(大阪大学)
「戦後台湾の「中国仏教」――中国仏教会の海外交流と「国民外交」」
コメンテーター:
福田円(国士舘大学)、石川誠人(立教大学)



□ 記念講演「ベネディクト・アンダーソンとの対話」

 
ナショナリズム研究の古典『想像の共同体』の著者であるベネディクト・アンダーソン(Benedict Anderson)教授は、台湾に対する共感的な理解者としても知られています。第13回学術大会記念講演の報告者として、アンダーソン教授をお迎えし、みずからのナショナリズム研究と台湾とのかかわりを中心に、台湾研究の意義と可能性についてお話しをしていただきます。

日 時: 5月28日(土) 13:00-16:45
場 所: 早稲田大学27号館 小野記念講堂
講演者: ベネディクト・アンダーソン教授(コーネル大学名誉教授)
対話者1: 呉叡人(中央研究院台湾史研究所)
対話者2: 梅森直之(早稲田大学政治経済学術院)

【ベネディクト・アンダーソン教授略歴】
1936年 中国昆明に生まれる。
1957年 ケンブリッジ大学卒業。
1965年 コーネル大学にて教鞭をとる。
1967年 コーネル大学にて博士号取得。
2002年 コーネル大学名誉教授。

【主要著作】
Imagined Communities: Reflections on the Origin and Spread of Nationalism, (Verso, 1983, 2nd edition, 1991, Revised edition, 2006). (『想像の共同体: ナショナリズムの起源と流行』白石隆・白石さや訳、リブロポート、1987年。『増補 想像の共同体: ナショナリズムの起源と流行』白石隆・白石さや訳、NTT出版、1997年。『定本 想像の共同体:ナショナリズムの起源と流行』、白石隆・白石さや訳、書籍工房早山、2007年。『想像的共同體:民族主義的起源與散布』、呉叡人訳、台北:時報文化、1999年。『想像的共同體:民族主義的起源與散布』(新版)、呉叡人訳、台北:時報文化、2010年。)

Language and Power: Exploring Political Cultures in Indonesia, (Cornell University Press, 1990). (『言葉と権力:インドネシアの政治文化探求』、中島成久訳、日本エディタースクール出版部、 1995年。)

The Spectre of Comparisons: Nationalism, Southeast Asia, and the World, (Verso, 1998). (『比較の亡霊:ナショナリズム・東南アジア・世界』、糟谷啓介・高地薫他訳、作品社、2005年)。

Under Three Flags: Anarchism and the Anti-colonial Imagination, (Verso, 2005).

『ベネディクト・アンダーソン グローバリゼーションを語る』(梅森直之編、光文社、2007年)。

『ヤシガラ椀の外へ』、加藤剛訳、NTT出版、2009年。



□ お問い合わせ先

日本台湾学会事務局
E-mail:nihontaiwangakkai[アット]gmail.com

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