最終更新:2011年2月1日 |
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日本台湾学会定例研究会 歴史・経済・政治部会 第37-40回 |
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第40回 | |||
日時 | 2006年4月22日(土) 13:30開始 | ||
場所 | 明治大学駿河台キャンパス1095教室(リバティタワー9階) | ||
報告者1 | 田上 智宜 氏(東京大学大学院) | ||
テーマ | 「台湾における客家意識の形成」 | ||
要旨 | 1 序論 1.1 問題意識/1.2 先行研究 2 客家――中国で誕生したエスニック概念 2.1 羅香林『客家研究導論』再考/2.2 台湾における「客人」/2.3 小括 3 「客人」から客家へ 3.1 歴史の管理/3.2 「尋根」――台湾のルーツを探す史跡会の活動/3.3 エスニック概念の流通/3.4 小括 4 客家意識の表出 4.1 社会的背景/4.2 客家運動の発生/4.3 客家運動の成果/4.4 小括 5 結論 |
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報告者2 | 家永 真幸 氏(東京大学大学院) | ||
テーマ | 「分裂中国国家と故宮博物院」 | ||
要旨 | 国民党政権の遷台から今日に至るまで、台湾の故宮博物院は、台湾を統治する政権が国家としての自己規定をいかにして正当化するのか、という問題と密接に関わってきた。本論は、1950~60年代の国民党政権が、故宮文物に対し、「国民の利益を代表していることを示す物証」および「国家間関係の構成員としての『中国国家』の地位を保持するための外交カード」としての役割を期待し、その保護をきわめて重視していたことを示した。これは、「国際社会」と「国民」という二方向から承認を取り付けることで、「中国国家」としての自己規定を正当化しようとしたものと見ることができる。資料としては、国史館の公開する外交部や教育部の文書、これまでに編纂されてきた故宮博物院の院史、『中央日報』『連合報』などの新聞記事などを使用したほか、『人民日報』などを基に大陸の共産党政権側の動きにも注意を払った。 | ||
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第39回 | |||
日時 | 2006年2月6日(月) 18:30開始 | ||
場所 | 日本大学経済学部 7号館13階第3会議室 | ||
報告者 | 石垣 直 氏(東京都立大学大学院 社会科学研究科 博士課程) | ||
テーマ | 「現代台湾における〈原住民族〉の位置づけ――《原住民族自治区法》草案をめぐって」 | ||
要旨 | 2003年6月3日、台湾の行政院(内閣)は『原住民族自治区法』草案の審議を終了し、立法院(国会)審議へと送った。この法案は、台湾において〈原住民族〉を自称するオーストロネシア語族系の人々が1980年代から進めてきた権利回復運動のひとつの帰結であり、それは草案の名称が示すとおり、彼らの運動の究極目標であった自治や土地返還という問題を扱ったものだった。しかし、同草案が行政院審議を通過した直後、台湾社会のマジョリティである漢族や〈原住民〉自身からも賛否両論が寄せられた。そして、草案の行政院通過から2年半が過ぎた現在、依然として同草案は立法化されていない。本発表では、〈原住民族〉を自称する人々が、現代台湾において法的にどう位置づけられているのかを、彼らをとりまく近年の政治状況の概観、2003年に行政院審議を通過した『原住民族自治区法』草案の内容分析などを通じて明らかにする。 | ||
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第38回 | |||
日時 | 2006年1月26日(木) 18:30開始 | ||
場所 | 上智大学 2号館10階2-1015a会議室 | ||
報告者 | 松田 康博 氏(防衛研究所) | ||
テーマ | 「2005年トリプル地方選挙と台湾政治の動向」 | ||
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第37回 | |||
日時 | 2005年11月25日(金) 18:30開始 | ||
場所 | 上智大学 2号館10階2-1015a会議室 | ||
報告者 | 劉 国深 氏(廈門大学台湾研究院院長) | ||
テーマ | 「中国大陸的台灣学術研究」 | ||
使用言語 | 中国語 | ||
要旨 | 1.歴史回顧 2.発展現状 3.未来走勢 4.若干問題 ※4の中で劉氏ご自身の研究の紹介もしていただくことになっています。 |
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