定例研究会 歴史・政治・経済部会


 

第136回

 

日時

2019年1月26日(土) 14:00~17:30

 

プログラム

国際ワークショップ「中国の対台湾・香港工作-その実態と影響力」

モデレーター:森聡(法政大学)

第一部:中国のインド太平洋地域における影響力-最前線としての香港
報告:方志恒(香港・香港教育大学)「中国のインド・太平洋地域における影響力の分析モデル」
報告:張廖年仲(台湾・中央研究院)「中国の対香港統一戦線工作」
報告:倉田徹(立教大学)「中国のシャープ・パワーと香港」
討論:森聡(法政大学)、福田円(法政大学)

第二部 中国の対台湾統一戦線工作-歴史と現状
報告:鍾延麟(台湾・政治大学)「中国共産党の統一戦線工作史-彭真の役割を中心に」
報告:蔡文軒(台湾・中央研究院)「中国の対台湾統一戦線工作-台湾選挙の操作を事例として」
討論:松田康博(東京大学)・熊倉潤(アジア経済研究所)
題目:中美戰略競爭下的兩岸關係(米中戦略的競争下の中台関係)

 

言語

日本語・中国語、同時通訳あり

 

概要 近年、中国の「シャープパワー」が国際秩序や地域秩序に与える影響が注目を集めています。香港や台湾は「統一戦線工作」というかたちで、以前より中国による「シャープパワー」の最前線に立たされてきた地域であり、近年それらの影響力はさらに増大しつつあると考えられています。本ワークショップにおいては、こうした中国の対香港・台湾工作の実態に迫った上で、それらが香港、台湾、そしてインド太平洋地域のガバナンスやアイデンティティに与える影響について議論したいと考えています。

主催

法政大学現代法研究所「現代国際秩序における正当性の相克」プロジェクト

 

共催

財団法人日本台湾交流協会・共同研究助成事業
科学研究費補助金・若手(B)「一つの中国」コンセンサスと「平和統一」の連関(研究代表者:福田円)