定例研究会 歴史・政治・経済部会


 

第129回

 

日時 2018年10月19日(金) 18:20~20:20
場所 早稲田大学3号館306号室
題目 在日台湾人の戦後史―呉修竹回想録から考える
報告者 何義麟(台北教育大学教授)
コメンテータ 鶴園裕基(早稲田大学政治経済学術院助手)
司会

浅野豊美(早稲田大学政治経済学術院教授)

共催

早稲田大学東アジアの政治と思想研究部会、早稲田大学台湾研究所

概要

戦後、在日華僑は日本、中国、台湾の揺れる国際関係のなかで、板挟みの困難な立場に立たされてきた。大陸、台湾の出身を問わず、北京か台湾かのいずれかの支持を求められる状態は、イデオロギーだけでなく、様々なファクターで華僑 社会の“分断”を働きかけた。それにも拘わらず、未来への可能性を求めて活動し、そして、ナショナル・ア イデンティティを求めた在日台湾人にとって、国民党も中国共産党も“儚い夢”と化してしまった……。戦後の日・中・台の歴史的関係を映す貴重な手がかり。