定例研究会 歴史・政治・経済部会


 

第132回

 

日時 2018年12月7日(金) 18:20~20:20
場所 早稲田大学3号館306号室
題目 植民地台湾と地方「自治」制度
報告者 謝政徳(大阪大学大学院法学研究科招聘研究員)
コメンテータ 春山明哲(早稲田大学台湾研究所)
司会 若林正丈(早稲田大学政治経済学術院)
共催

早稲田大学東アジアの政治と思想研究部会、早稲田大学台湾研究所

概要

台湾の歴史上、選挙や議会活動が登場したのは、戦後ではなく、植民地時代の地方政治の場にさかのぼることができる。本報告は、植民地台湾の地方制度の制定過程と、それをもとに設けられた「地方議会」の構成や議事過程を、公文書や当時の新聞・雑誌などの資料に基づいて検討・分析することにより、植民地地方制度の性格と意義を正確に把握するとともに、植民地統治を通じて形成された台湾人の「地方自治」経験の一端を紹介する。